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| GW明けの7日、隔年で依頼される便覧編集から5か月ぶりに解放され、両膝の術後に楽しみにしていた湯治に1年ぶりに行く。今回はひとり旅(ソロ)、だから気ままに予定を変更できる。 | |||||||||||||||||
5月11日(金)晴れ
郊外の田園風景が広がり出すと、ちょうど田植えを始めるか終えたばかりで水田が一面水鏡になって、北に向かう車の右手からの逆光に輝き新緑の風景が新鮮だ。こんな季節の早朝ドライブは心穏やかで幸せな気分にさせてくれ、やめられない。 途中いつものように那須塩原市の蕎麦屋に立ち寄る。今回は「百承蕎麦(ひゃくしょうそば)大和」と読ませるこぢんまりした店。カウンターに案内され栃木産の蕎麦(茨城産もある)の天せいろを頼む。オーナー職人1人と女性3人で切り盛りしているこざっぱりした田雰囲気の店内。 ネットの食べログ評価はこの地域で四、五番目にランクされていたが、驚くことに蕎麦は茹で加減も出汁もいい。天ぷらは火加減が完璧で、海老の足の部位だけを唐揚げにしてくれる。昨年訪れた胡桃亭は天ぷらが口に合わなかったがここは完璧だ。次回もここに寄ってみたい。 塩原温泉に近づいたところにある「竜化の滝」に寄り撮影をし、昨年と同じ「ゑびすや」に夕方4時前に着く。 |
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| 5月12日(土)晴れ 宿から矢板市向かう道路を八方が原へと山道を登って行く。この季節は千メートルを超える山々は新緑が真っ盛り、いわゆる「山が笑う」。くねくねした山岳道路も、鳥が鳴き山が笑っているからハンドルを持つ手も軽やかだ。 八方が原のツツジの開花状況を確認しにロケハンを兼ねて立ち寄る。花は一分咲きといったところで、2週間ほど後が満開か。土曜日で天気がいいので花見客と登山客で駐車場は満車だ。 道を戻って目的のスッカン沢「雄飛の滝」の午後の光芒を狙う。沢筋に沿った遊歩道を撮影しながら1時間余下り、橋で右岸に渡ったすぐ先に木製の階段が巻き付くようにしてカツラの大木が立っていた。案の定カツラの丸い葉が若々しく透けている。これはいい新緑の被写体になる。 ところで肝心の「雄飛の滝」がわからない。渡った先の遊歩道は土砂崩れのためこれ以上先は通行止めだ。やっと探り当てた路は踏み後程度のもので、先ほどの橋を渡る手前の左岸を戻った上流だった。 3名の先客がいたが午後2時近くになって光芒が出始める。轟轟とした滝しぶきの中でカメラをかばいながら何カットもシャッターを切る。まあまあの結果だったが今日の撮影はここまで。後は宿に戻るだけ。 |
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| 5月13日(日)雨 今日は天気予報通り雨。終日温泉三昧と決め込む。一杯やりながらテレビ三昧の一日。暇つぶしに上にある大出館の「墨の湯」に入りに行く。ここの湯は本当に墨のように真っ黒だが、手にすくうとうっすら黒く見えて真っ黒ではない。だから風呂上がりは肌黒ずむということはない。入浴した印象は案外素直な湯だ。 |
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| 5月14日(月)晴れ 天気が回復したので山裾をぐるりと回って那須湯元へ山を登り、マウントジーンズスキーリゾート那須へ向かう。ここは本来スキー場でシーズンオフもゴンドラを運行している。5月はゴヨウツツジ(別名シロヤシオ)を売りにしているが、開花時期は例年5月下旬だ。 当然まだ季節としては早いのだが、今年は全般に花の開花が一週間ほど早いので咲いた木があるのではと期待した。 しかしこればかりは平地の開花が早いだけで、ここの標高は千メートルを超え、ゴンドラ山頂駅周囲は芽吹きが始まったばかり。ゴヨウツツジの芽はまだ堅いままだ。咲き残っていたミネザクラとオオカメノキを撮る。 昼食は山を下りた県道30号沿いの蕎麦屋「高林坊」に立ち寄る。ここは蕎麦も天ぷらもリーズナブルで、店内もまあまあ。「大和」の大衆版といったところか。 帰りがけに「乙女の滝」に立ち寄る。ここでもタイミング良く滝に光芒が出た。思いがけない幸運に徳をした。 |
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5月15日(火)晴れ
ヒマラヤの青いケシの仲間の黄色いケシが見頃だという。クリンソウやクマガイソウも見頃、なんと高山では7月半ばに咲くチングルマが盛りを過ぎていたのには驚かされた。 このあたりも山が笑い、峰走り、東京近郊の4月中旬の山の色だ。会津西街を湯西川に向かい、山間の新緑を求めて細い山道をドライブして川治温泉に出る。ここから竜王峡を経て日塩もみじラインから宿に戻った。さあ今日も温泉に入ってから一杯やろう。 |
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| 5月16日(水)晴れ いよいよ帰京する日になった。再び山越えをして八方が原から矢板方面に出て名水で有名な尚仁沢をロケハンして帰路につくことにした。 ところがわが車のナビはお馬鹿だから「尚仁沢湧水地」で向かうと車1台やっと通るような林道を案内する。そして目的地には何もそれらしきものはない。Uターンにも苦労させられ、対向車が来ないことを祈りながら30分近くも走らされたのだ。実際の目的地はもっと手前舗装された広い道際に駐車場があった。 後はひたすら帰路につくだけだが、お馬鹿なナビはまたおかしなルートを案内し、筑波山の登山口近くまでわざわざ遠回りをさせてドライブをおおいに「満喫」させてくれた。 |
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